山田太郎 2年生夏 神奈川県大会準決勝 監督:土井垣

明訓vs白新 白新のエースピッチャー不知火の超スローボールに苦しむ。

 得点は0-0のまま延長戦に突入。10回表、明訓の攻撃。一死満塁で打者は微笑三太郎。

 

1)微笑はスクイズを試みるが、投手前に小フライとなってしまう。白新の投手・不知火がこ 

   れを飛びついて 捕球、微笑がアウト(二死)。

 
2)スクイズ失敗と思った三塁走者・岩鬼正美がリタッチしないまま本塁に滑り込む。
 

3)一塁走者の山田太郎が離塁していたのが見えた不知火は一塁へ送球、一塁手が一塁に触球  

  し、山田がアウト(三死)。ダブルプレイが成立。

 
4)第3アウトが宣告されたので、白新ナインは全員ベンチへと引き上げた。
 
この時、第3アウトはフォースプレイによるものではないため、第3アウト成立以前に成立した得点は有効である。岩鬼は第3アウト成立前に本塁に到達しているので、この走塁による得点は認められる。
 
ただし、岩鬼は三塁へのリタッチを行っていなかったため、白新は第3アウト成立後であっても審判員に対して彼の離塁が早かったことをアピールし、岩鬼を三塁でアウト(第4アウト)にすることで、第3アウトを置き換えて彼の得点を無効にすることができた。しかし得点が認められることに気付かなかった白新はこれを行わず、さらに野手全員がファウルラインを越えてベンチへ引き上げてしまったことでアピール権も喪失してしまった。
 
結果として岩鬼の得点は認められ、明訓に1点が入った。記録は微笑の投手フライと山田の一塁アウト(併殺)の間に岩鬼が本塁に生還したという扱いで、微笑に犠打は記録されない。
 

なお、試合は10回裏、この1点を守った明訓が1-0で勝利した。

 

 

この時、殿馬は本来なら大チョンボの走塁をした岩鬼に対して、さすが岩鬼づら

普通フライが上がると塁に戻るづらが、迷いなく突っ込んだのはルールを知らなきゃ

出来ないづら。さすがは岩鬼づらぜ。明訓はお前でもっているづらと皮肉を言いました。

実は岩鬼のルールを知らない事を知った上での山田一塁飛び出しだった。

 
Wikipediaより抜粋
 
野球規則は下記
7.10アピールアウト
 
第三アウトが成立した後、ほかにアピールがあり、審判員が、そのアピールを支持した場合には、そのアピールアウトが、そのイニングにおける第三アウトとなる。

また、第三アウトがアピールによって成立した後でも、守備側チームは、このアウトよりもほかに有利なアピールプレイがあれば、その有利となるアピールアウトを選んで、先の第三アウトと置きかえることができる。